舞台オタクの観劇七つ道具
名探偵コナンの劇場版をいくつか見ていて思ったのが、コナンくんの「探偵七つ道具」も時の流れとともに変化してきたなあ、と。映画ではおなじみのスケボーも、昔はソーラー式で日が暮れると使い物にならなかったり…懐かしい。
というわけで、今日は私が舞台を観に行くときの持ち物をご紹介しようと思います。珍しいものは一切ないけど。アイテムを選ぶ基準は「オタクっぽく見えないこと」!でも友人にこのブログを見せたら一言「すげぇオタクっぽい」と言われてしまったよね。
★基本の観劇七つ道具★
① クリアケース
② ボールペンと封筒、一筆箋
③ 大きめのポーチ、または小さめのトートバッグ
④ チケットホルダー
⑤ ハンカチ2枚
⑥ リップクリームと目薬
⑦ オペラグラス
① クリアケース
パンフレットやチラシ、ブロマイドなどを綺麗に持ち帰るための必需品。戦利品が雨で濡れたり鞄の中でぼろぼろになったら泣ける。オタクならきっと一度は経験あるはず。
グッズでトレーディング缶バッヂとかトレーディングブロマイドが出ているときは、トレーディングするためにクリアケースに品を並べて他の方にお声掛けしたりします。
② ボールペンと封筒、一筆箋
推しにお手紙書く用に便箋持ち歩いてる人もいると思う。私はチケットやグッズの交換していただくとき用に封筒、一筆箋程度を持ち歩いている(こともある)。
あと、公演アンケートとか円盤予約のためにボールペンも。アンケート用紙は配ってくれてもペンがないことも多いし、あっても短いプラスチックの持ち手の鉛筆とか。あれ不便なので、アンケートに惜しみなく感想を書きなぐるために自分のペンを持っていきます。
③ 大きめのポーチ、または小さめのトートバッグ
クリアケースとか防寒具も入れるから、観劇のときは大きめの鞄が必須。私は鞄は基本的に足元に置くので、上演中に手元に持っておきたい物、④チケットホルダー ⑤ハンカチ2枚 ⑥リップクリームと目薬 ⑦オペラグラス、あとケータイを、ポーチとかトートバッグにまとめてます。
膝の上に置いておいて、上演中に落として音が鳴るのも嫌だし、ケータイは「アラームオフ」「着信音オフ」「機内モードに設定」「電源オフ」の鉄壁の守りを決めてるけど、万が一のときに鞄をごそごそするのも迷惑なので、すぐに手に取れるように手元に置いてる。
④ チケットホルダー
これはどこかの美術館で買ったモネの睡蓮のデザイン。舞台とか俳優さんのグッズでチケットホルダーも売ってるけど、私はこの、どこからどう見てもオタクぽくないおしゃれなモネを愛している。
直近で見終わったチケットの半券と、当日含めこれから見るチケットを入れてます。これを失くした場合の損失は10万円は下らないのでめちゃくちゃ貴重品です。
⑤ ハンカチ2枚
1枚しか持ってこなかったときの絶望は半端ない。1枚は普通に手を拭く用、もう1枚が上演中に手元に置いておく用。わりとよく泣くので涙を拭くこともあるし、咳とかくしゃみしそうなときには少しでも音が小さくなるように押さえる。
これしない人がものすごく多くてイラつくんだけど、普段あまり観劇しない人なんだろうな…。開演前に膝にハンカチ出してる方は、舞台慣れてるんだなっていう印象を勝手に持ちます。
ちなみに写真のハンカチは、1枚は同担さんにいただいたもので、1枚は推しが出る作品に関連する企画展をやっていた美術館のミュージアムショップで買った、その作品っぽいな~と思ったデザインのもの。お気に入りだけどさすがにヨレヨレになってきた。
⑥ リップクリームと目薬
開演1分前くらいに、観劇における最後の気合い入れくらいの感覚で目薬を点すけど、それ以外はどうしても目が乾いたときに使うくらい。たまーにだけど泣きすぎてコンタクトが取れるとか、推しを凝視しすぎて目が乾くとかはある。というか観劇終わりって基本的に目が乾いている。
この目薬を点す行為とかも、たぶん隣とか後ろの人からすると邪魔だと思う…。できるだけ使うことがないほうがいいアイテムだけど、やっぱり万が一のときに鞄ごそごそは迷惑すぎるので手元に。
⑦ オペラグラス
会場の広さとその日の座席、その日の気分によっても使ったり使わなかったり。どうしても見たいところがあれば5列目でも使うし、全景を楽しみたいときには最後列でも使わないし。
昔は父親が野鳥観察用にしてる望遠鏡を使っていたんだけど、どうしてもオペラグラスを使いたい日に忘れたため、急ぎ秋葉原で購入したのが写真のもの。いろんなカラーリングがあったなかで、その日はテニミュの氷帝戦を観戦予定だったため、氷帝カラーのものを選びました(青学OGなのに)。
一応オペラグラス用にメガネクロスも持ち歩いていて、これもモネの睡蓮のデザイン。
★おまけ★
私はキャラクターグッズとかあまり集めないほうですが、キャラクターのイメージカラーとか、舞台のテーマに近いモチーフのアイテムを取り入れたりはめちゃくちゃします。
① 舞台『ダイヤのA』シリーズ
野球のお話なので、野球ボールデザインのトートバッグ、野球ボールのピアス、「甲子園の空」を思わせるような青空の腕時計。これで「主人公の高校のOG」みたいな気分で劇場に行く。
② 舞台『弱虫ペダル』シリーズ
自転車モチーフはあまり見つからなかっただけなんだけど、とあるキャラがイギリス留学したのでロンドンモチーフ。ライバル校が箱根にあるので箱根の寄木細工の、山のストラップ。これはさすがにわかる人にしかわからなさすぎる組み合わせ。
③ スマホカバー
ケータイのカバーはだいたい3カ月くらいで変えるけど、これもその時期に多く入る舞台のイメージに近いものを選んだりしています。
推しのキャラのモチーフが桜だったとか、制作会社の名前が「ひまわり」だったとか。一番左は、めちゃくちゃ好きだった舞台の、めちゃくちゃイケてたパンフレットのデザインがこういう感じで、似てる~!と思って即買った。
④ ポーチ
「2」というのはつまるところ私のすきなキャラクターの背番号だったりゼッケン番号だったりする数字ですね。これMHLなのでまさかそんな理由で選んでるなんて思われないでしょ!?おしゃれな人っぽいでしょ!?バリバリのゴリゴリでオタク趣味。
もう一つは言わずもがな2015年のセーラームーンのグッズだったもの。かわいすぎるしセーラーウラヌスモチーフが入ってるのが嬉しくていまだに使っている。
⑤ フリクションボールペン
仕事で使ってたのでかなり色あせてますが、とあるゲームのコラボで出てたフリクションボールペン。そのとあるゲーム原案の舞台に推しが出るってなったときに、ゲームにも推しのキャラにもまったく思い入れがなかったので、公演までにこの世界観に少しでも馴染もう!と思って買ったもの。
推しが出る!舞台行く!推しのキャラをすきになりたい!とかいうだけの気持ちで、ゲーム一切やってないのに、興味もなかったのに、グッズ買ったりするんですよ。オタクめちゃくちゃいじらしくない?
⑥ 扇子
扇子は20歳くらいの頃から代替わりしながらずっと使っているんだけど、2018年の新入りが水色と黄色のミモザ柄。まず水色と黄色の組み合わせが私的に良くて、さらにミモザは私の推しの誕生花なので人目見た瞬間にポチった。
私の推しの俳優さんは誕生花なんて興味ないと思うし、そもそもいろんな説があるものだけど…私は友人からミモザ説を教えてもらって以来、ミモザを愛している。
オタクの持ち物は「ときめき」にあふれている
どんな作品でもってわけではないんだけど、特に2.5次元化するような漫画作品では、キャラクターのモチーフ、番号、イメージカラーなどが設定として存在することが多い。
ゆえにカレンダーを見れば「毎日がお誕生日」どころか「●●くんの背番号の日」だし、色を見れば「●●くんのイメージカラー」。
そういう「自分だけのお気に入り」で身の回りの持ち物がいっぱいになると、たまらなく幸せ。